川村妙慶先生から、お便りが届きました。
正福寺門信徒の皆様、こんにちは。川村妙慶です。
この度、7月28日(日)29日(月)と正福寺さまで法話のご縁をいただきました。
正福寺さま落慶法要、住職披露法要にもご縁をいただいて以来です。今から楽しみにしております。
さて突然ですが、正福寺さんへご聴聞くださる必要の「ある方」と「ない方」がいます。
以下の事柄に該当する方は来られる必要はありません。
1)過去、老いたことのない人(見かけではありません)。
2)今まで、病気をしたことのない人。
3)医師から「あなたは死なないでしょう」と診断書を書いていただいたことのある人。
あてはまらない方がいたら、是非 正福寺さまへお参りください。
なぜこういう馬鹿げた質問をしたかというと、人間はわかりきったことであっても、いざ自分が、又は身内が1〜3に該当すると悩み続けるのです。
なぜ私にかぎって病気なの?あの人がなぜ死ぬの?
私たち人間が人間であるかぎり決して逃れることのできない、根本苦。それが、生老病死の四苦であります。
生老病死それぞれが、私の意識の上において矛盾対立するから悩むのです。
例えば、若くありたいと望んでもやがては老いていきます。長生きしたいと願っても、縁が尽きたら死ななければなりません。
実は、生きるということは、そうした不都合に出遇っていくということなのです。
老病死にしっかり向き合うことではじめて私たちは「生」を実感できるのです。
どんな状態になってもしっかり事実を見て歩むことのできる道を親鸞さんは教えてくださいました。
どうか「生きる勇気」をいただきませんか?
どうかもう一度、自分の人生について考えてみませんか?お待ちしています。
2013年7月 川村妙慶
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